ESP32 + 11ah モジュールを用いた Wi-Fi HaLow 通信デモ
Posted by: yas
はじめに
本記事では、BeatCraft が公開している GitHub リポジトリ「11ah_sample」を用いて、
ESP32 + 802.11ah(Wi-Fi HaLow)モジュールを使った通信デモの手順をまとめます。
Wi-Fi HaLow(IEEE 802.11ah)は、低消費電力・長距離通信が特長の無線規格です。
通常の 2.4GHz/5GHz Wi-Fi が届きづらい屋外・農地・工場などに強く、IoT 向け通信として注目されています。
この記事では、以下の内容を整理して解説します:
- リポジトリ構成
- 動作環境と準備(ハード・ソフト)
- AP / STA モードの概要
- 配線と回路図
- AP 設定(SSID・サーバIPなど)
- サーバアプリの動作と API パス
- 全体構成図
- クライアントの動作
リポジトリ概要
本記事で利用する GitHub リポジトリはこちらです:
主な内容は次の通りです:
- json_post_M5Atom/
JSON POST を行う M5 Atom(ESP32) 用のサンプル
開発環境はArduinoです。以下を参照してください。
https://docs.m5stack.com/ja/core/ATOM%20Lite
開発環境はArduinoです。以下を参照してください。
https://docs.m5stack.com/ja/core/ATOM%20Lite
- server/
データ受信・処理用のサーバーアプリ
M5 Atom(ESP32)側から 11ah AP に接続し、サーバーにデータを送る構成が試せます。
動作環境と事前準備
-ハードウェア
- BeatCraft 11ah モジュール
- M5Atom
- Raspberry Pi(AP兼サーバーとして利用)
- 11ah モジュール用アンテナ
- USBケーブル等
配線
M5Atom と 11ah モジュールの配線例:
11ahモジュールの動作電圧は3.3Vです
レギュレータで5Vから3.3Vに変換してください
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回路図
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構成図
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