DHCPサーバ設定方法および確認方法
Posted by: otsuka
APモード時には11ahで接続してくるSTAやRELAYにDHCPサーバ(dnsmasq)でIPアドレスを配布します。
その際の設定方法および確認方法は以下のようになります。
DHCPサーバ設定方法
DHCPサーバ設定は、設定ファイル
/home/pi/nrc_pkg/script/conf/etc/CONFIG_IP
で設定します。
このファイルは、AP動作時のDHCPサーバ設定だけでなく、
STA動作時、Relay動作時のRaspberry Pi本体の有線LANポートeth0のIPアドレスなど
各動作モードごとのネットワーク設定情報を集約して記述する設定ファイルになっています。
AP動作時のDHCPサーバ設定は以下の記述で設定します。
# Config for HaLow AP's IP and DHCPS configuration HALOW_AP_IP=192.168.200.1 HALOW_AP_NETMASK=24 HALOW_AP_DHCPS_CONFIG=192.168.200.10,192.168.200.50,255.255.255.0,24hHALOW_AP_IPが11ahインタフェースwlan0のIPアドレス、 HALOW_AP_NETMASKはAPローカル側ネットワークのネットマスク、 HALOW_AP_DHCPS_CONFIGは、 DHCPで配布するIPアドレスの開始アドレス、終了アドレス、ネットマスク、リース時間 となっています。 dnsmasqの実装により、DNSサーバーもHALOW_AP_IPに設定したIPアドレスがクライアントに通知されます。
DHCPサーバ確認方法
APモードで動作している状態でifconfigを実行し、 APのLAN側インタフェースであるwlan0がHALOW_AP_IPで設定したIPアドレスになっているか を確認します。 また、$ sudo systemctl status dnsmasq.serviceでdnsmasqのDHCP IPアドレスリース状況など動作状況を表示し、 HALOW_AP_DHCPS_CONFIGで設定した範囲のIPアドレスが貸し出されているか確認します。